厄祓いの予約ができたら、あとは当日に神社へ向かいお祓いをするのですが、当日どのような服装で行けばいいか、実際何をするの?などわからないことも多いですよね。

・田舎の神主が厄祓いの流れや際のマナーを解説します。
- 厄祓い当日の流れを知ることで不安を解消できる
- 厄祓いで何をしているかを知ることで、ご利益がアップ!
- 服装やマナーを知ることで恥をかかずに済む
厄祓いの当日の流れや所要時間
厄祓い当日の流れって行けばその場で教えてくれるの?よくわからなくて不安だ、という方も多いでしょう。実際に厄祓いで受ける側が行う所作というのは、ほとんどありません。
所要時間ですが、おおむね20分~30分くらいを見ておきましょう。

厄祓いの流れを理解しておくことで、「こういう事をしているんだな」と、理解が深まり納得がいく厄払いになりますよ。
受付
神社へ着いたら、受付を行います。手水舎にて口と手をすすぎ、体を清めます。受付があれば、受け付けでお初穂料を納めましょう。その場でお金を払うこともできなくもないですが、お初穂料は事前に用意するのが基本です。何か不明な点があればここで確認しておきましょう。
幣殿へ向かう
その後、説明を受け本殿へ上がります。普段はなかなk入ることができない場所なので緊張しますよね。ちなみに余談ですが、普段参拝者がお賽銭を入れたり拝礼行うところが拝殿、お祓いなどを行う場所が幣殿、神様がお祀りされているところを本殿と呼びます。
拝礼・祝詞奏上
自席についたら、次にお祓いが始まります。神社によって拝礼(2拍手2礼)を行い、お祓いを行い、祝詞の奏上が始まります。祝詞とは、神様に対して参拝者の願いを届けるもので、よく聞く「畏み畏み~」というやつです。

余談ですが、祝詞とは、神話に天照大御神がお隠れになられた天の岩屋の前で天児屋命が「祝詞」を奏上したことが起源と言われているんですよ。
日本では「言霊」と言われるように、言葉に魂が宿ると考えられていることから、祝詞で願い事を奏上することが大切とされています。
神楽
神楽とは、巫女さんによる舞のことです。雅楽の演奏や巫女さんが鈴を振り、お祓いをする場の浄化と神様を引き寄せる意味があります。
玉串奉奠・拝礼
ここが厄払いを受ける方々の大切なシーンです。玉串という、榊の枝に紙垂をつけたものを神様に奉奠して拝礼を行います。榊は字のごとく神様の木と呼ばれ、紙垂とは白いギザギザした紙のことで、その紙垂に願いを込めて神様に捧げるという神事です。この作法については、受付でも説明してくれますし、わからなければその場でも対応してくれるので安心してください。
お守りなど撤饌、その後の説明
お札やお守りの授与 お祓いが終わると、神職からお札やお守りが授与されます。お祓いの効果を持続させるために、それぞれ持ち帰ったら、丁寧に保管してください。またその後の過ごし方など説明がある場合もあります。
厄祓いを受けるときの服装
厄祓いを受ける際の服装ですが、神様の前に出るわけですから、基本的にはカラフルなカジュアルすぎる服装を避け、肌の露出が多いものも避けましょう。面接な大事なシーンではビシッとした格好をしますよね?よりお祓いへの向き合い方もかしこまり気も引き締まります。神社によってスーツなどの指定がある場合もあるので、予約をする時点で確認しておきましょう。
気楽な気持ちで行ったら、同時に厄祓いを受ける人はみんなスーツで恥をかいたという話も聞きますので、恥ずかしい思いをしないためにもフォーマルな服装を心がけましょう。

例えば会社の目上の方と会う時と考えると、自ずと服装もピシっとしたものになりますよね。
厄祓いを受ける際の注意点やマナー
その他、厄祓いを受ける当日の注意点は以下の通りです。
- 予約の時間の15分前には余裕を持って到着しておく
- お祓いの最中は私語を慎む
- 携帯は電源を切っておく
- サンダルは避ける
- 厄祓いの最中にスマホなどで撮影をしない
厄祓いに遅刻をするのはもってのほかですが、迷ってしまうことも考えられますので、時間には十分余裕をもって到着することが大切です。
また、厄祓いを行っている最中の私語やスマホでの動画撮影は厳禁です。最悪の場合、退場させられてしまうこともありますので、いくら友人などと一緒でも注意しておきましょう。
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