神主が厄年や厄払いを解説!厄年って何?厄払いは意味ある?いつ厄払いに行くべき?

厄払いについて知る
本・厄男
本・厄男

・厄祓いてそもそも意味あるの?

・自分はいつが厄年?

・厄除けと厄払いって違うの?

・厄払いを受けるタイミングは?

厄年って何となくよくなことが起こるとか、なんとなく聞いたことがあるけど、そもそも厄払いって意味あるの?目に見えないものだし、ほっておいてもいいのか、よく分からない、という方も多いのではないでしょうか。

厄払いは日本において、およそ1000年以上も続いている風習であり、日本人にとってはほっておけないものでもあります。今年は厄年じゃない?と聞くと、何となく警戒してしまいますよね。

田舎の神主
田舎の神主

厄年について詳しく知ることで、厄年への正しい理解や、なぜ厄払いが必要なのかが意味が分かり、納得して厄払いを受けることができるので、ご利益アップにつながるでしょう。

結論から言ってしまうと、厄払いは必ずするべし。

厄年の歴史から厄払いをする意味を考える

「厄年」は元々、古代中国から日本に伝わった「陰陽道」から生まれたと言われています。
厄年の歴史は古く、実に平安時代から現在まで続いています。つまり日本人は、平安時代から厄払いをして生きてきているのです。

厄年は、もともと12年のサイクルで悪いことが起こるとされていました。時代の流れと共にその年齢は変化してきましたが、現在の厄年に当たる年齢は、就職や結婚、出産、還暦など人生においても、新しいライフステージへの節目に当たります。そのため、環境の変化などから健康への変化が起きやすい年とも言えます。当然、判断が必要なタイミングも増え、冷静にまた慎重に物事を進めなければなりません。そこで、そのような時期を平穏無事に過ごすために身を引き締め、注意を払おうという目的や意味が含まれているのです。

自分の厄年はいつなのかわかりますか?

まず、あなたはいつが厄年になるのか知っていますか?男性と女性で厄年の年齢は変わります。また、本厄の前後の年は、前厄・後厄と呼ばれこちらの注意が必要な年であり、厄払いをするべき年とされています。

また、注意するべき点として、年齢は数え年での年になります。数え年とは、生まれてきた年を1歳として、お正月ごとに1つ年を重ねる数え方になります。

まずは、厄年早見表で自分の年齢と厄年を確認してみましょう。

男性女性
前厄本厄後厄前厄本厄後厄
24歳25歳26歳18歳19歳20歳
41歳42歳※43歳32歳33歳※34歳
60歳61歳62歳36歳37歳38歳
※男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、もっとも注意するべき年と言われる
項 目数え年満年齢
生まれた最初の年齢1歳0歳
加齢(歳をとる)する基点正月(1月1日)誕生日

厄払い・厄除け・厄落としの違いは?

厄払い・厄除け・厄落とし。どれも似たような言葉で全部同じじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、実は正確にはそれぞれ意味合いが異なります。

厄払い・厄除け・厄落としの違い
  • 厄払い 既にある厄を払うという意味・厄除け 
  • 厄が付いてこないように先回りして予防するもの
  • 厄落とし 厄除けに似たような意味ですが、二つを相称して厄落としと呼ぶ場合も有

一般的には、厄払いを神社で行い、厄除けをお寺で受けるのが正式とされていますが、新潟市では、厄払いも厄除けも同じような意味合いで神社で受けることが多いようです。

厄払い・厄除けって意味あるの?ないの?

厄払いって実際にいみあるの?厄って言われても目に見えるものじゃないし・・・。そう思う方も多いかもしれません。しかし、その厄払いが1000年も続いているのは事実。意味のないものだとしたら、それが1000年も続くものでしょうか。

【厄】という考え方は日本独特ですが、よくないことが起こる年周りというのは実際にありますよね。前述したように、現在の厄年は人生においてのターニングポイントとなる年と重なります。その時に、改めて気を引き締め、自らの心にある慢心やおごりといったものを含めて祓い、心の安心を求めるという部分も大きいのです。

また、厄除けや厄払いをうけたけれど、イマイチ効果が感じられないという場合は、もう一度お祓いを受けるか、お守りなどを買ったりすることも効果があります。

厄払いを受けたのに効果が感じられない場合にするべきこと

厄年にやってはいけない事

厄年にはよくないことが起こるとされていることから、やってはいけないことがあります。

厄年にやってはいけないこと
  • 新しい事
  • リスクがある事
  • お金がかかること

新しいことをするには、大きなリスクが伴うことがあります。後に取り返しのつかないことになることも。そういった意味で厄年には、無理に新しい事を進めたりせず、時には先延ばしにすることも選択肢に入れておいてもいいかもしれません。

厄払いを受けるタイミングはいつがいいの?

厄払いは、その年明けから2月の節分まで、という考え方があります。また、厄年の前年の年末から厄払いを受ける人もいるようです。基本的に決まりはありませんが、厄年の年末に行くよりは、その年の初めに行き、スッキリ一年をスタートしたいですよね。そういった意味で、年明けに行くのがよいでしょう。

基本的にはどこの神社でも、一年中厄払いの受付をおこなっているので、問い合わせて確認してみましょう。

厄払いを受け忘れてしまった場合

厄払いをうっかり受け忘れてしまった、そんなこともあるかもしれません。しかし、気づいてから厄払いに行くことで問題ありません。とは言え、厄年が始まったタイミングで厄払いを受けるより、その年の早いうちに受ける方が安心ですので、早めに予約をして受けるように心がけましょう。

神社によっては、年明けに行うことが多いので、それ以外の時期でも1年中厄払いをおこなっていいるところを探してみましょう。

厄年じゃなくてもお祓いってできるの?

お祓いとは、身についている邪気や悪いものを祓うという意味です。厄年ではなくても、よくないことが起こったり、スッキリとしたい時はありますよね。また、人によっては厄年ではないけれど毎年年初にお祓いを受けるという方もいます。そのようなときは、具体的な悩みを聞いてくれて、その上でお祓いを行う神社を探し、お祓いをしてもらいましょう。

オンラインで厄払いを受ける

直接神社に行けないという方には、オンラインや郵送祈願という選択肢もあります。最近では、オンラインでの祈願は各神社へお問い合わせという方法もありますが、ココナラというサービスで神社が個別にオンライン祈願を行っています。

無料で会員登録ができますので、登録後【厄払い】【お祓い】などで出品サービスを探してみましょう。

ココナラで厄払いの相談をしてみる

自分でできるセルフ厄除け

厄払いへなかなか行けないという方には、自分でできるいろいろな厄除けの方法があります。その名もセルフ厄除け。

盛り塩をしたり、パワーストーンを身に着けたり、工夫次第ではさらに厄除けの効果がアップします。
塩はもともと穢れを祓うために使われます。相撲の土俵でも、始まる前に塩をまいて場を清めたりしますよね?

厄払いや厄除け祈願と並行して行うことがおススメです。

神主が解説!自分でできる厄落としや運気アップの方法


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